Q: バーチャルリアリティ（VR）で使用されるVRゴーグルは、特に若い子供たちの目にどれだけ悪影響を与えるか？

この記事は Quota に投稿した回答の保管用記事です。

バーチャルリアリティ（VR）で使用されるVRゴーグルは、特に若い子供たちの目にどれだけ悪影響を与えるか？

一般的に13歳(or12歳)未満の子供の使用は禁止（非推奨）されているのが現状です。ただし、ご存知の通りVRデバイスは登場して年数が浅いため、医学的に長期に渡り影響を研究した結果はなく、下記のURLにあるように COPPA による年齢制限や保守的な年齢設定の要素があります。

VRヘッドセットの対象年齢設定状況と小児利用による斜視のリスク
https://entamevr.com/target-age-and-squint-eye

一般財団法人 デジタルコンテンツ協会がまとめたヘッドマウントディスプレイを中心とした没入型映像システムに関する戦略策定 報告書 (2017年 3 月) においても斜視が懸念材料である記載はありますが、影響度についての明確な調査内容などは含まれていません。

一般財団法人 デジタルコンテンツ協会 - ヘッドマウントディスプレイを中心とした没入型映像システムに関する戦略策定 報告書 (2017年 3 月)
http://www.dcaj.or.jp/project/report/pdf/2016/dc_16_01.pdf

なお、VRではありませんが、総務省がまとめた 3D テレビに関する検討会 最終報告書(2012 年 10 月）の P18 には 6 歳位以上は斜視の危険性 が低いとされています

総務省 - 3D テレビに関する検討会 最終報告書(2012 年 10 月
http://www.soumu.go.jp/main_content/000182839.pdf